私の音遊びは際限なく、今度はオーテクのCK5改造の記録。
音遊びが始まった頃に買ったイヤフォンがCK5だったのだが、当時はこのイヤフォンがお気に入りだった。
確かに低音が少なく、ちょっとバランスが悪いものではあったが、高域がきれいでそれなりに良いイヤフォンだと思っていた。
その後、そのCK5はケーブル交換であったり、果ては内部構造を確かめたくて丸裸にされてしまい見るも無残な状態で引き出しの奥にしまいこまれたままになってしまった。
久しぶりに引き出しから引っ張り出してきてしげしげと眺めていて、もうこのイヤフォンに対する未練は残っていないことを感じたので、ノーズプライヤーで挟んで、更に分解すべく力をこめたのだった。
パカッと二つに分解されると、そこには長らく望んでいて果たせなかったドライバーの裏面が現れ出てきた。
もうそうなると一気に病気の症状は悪化してしまい、もうケーブル交換しかないじゃぁ〜〜ん!!と人格まで変わってしまうのである。
電線病とはかくも恐ろしきかな。
とまぁ、そこまでは良いとして、ついでにCK30まで引っ張り出してきて、同じ要領で分解してしまったのだが、気が付いた時には後の祭り。
といっても、CK30の方もCK5と同じく元の姿の面影もなく、当然使われることもなく引き出しに眠り続けていたのだから、分解の要領やコツをつかむための練習台となっただけでも価値があろうもの。
屁理屈もここまでいくと笑っちゃうけど。(^^ゞ
そんなわけで電線病は更に月の光の力も受け、ドラゴンボール孫悟空の大ゴリラ変身パワーも加わり止まる所を知らず、気付くとあら不思議改造CK5が手の上に乗っていた。
んなばかな(笑)。
まぁ、夢中で写真を撮ることを忘れてしまったので、プロセスをお見せできないのが残念。

ご覧のように、CK5とCK30が合体した新生CK530誕生。

このケーブルはnissi様に教えていただいた線材を使用しての作。
DAPを胸ポケットに入れて使う仕様の長さにしてある。

↑新生CK530はこんな感じ。
ケーブル付け根のゴムカバーは短く切ってある。
そのおかげで耳奥に装着しやすくなった。

EX300SLのリケーブル版もとても好いものに仕上がったが、CK530もなかなかいい(笑)。
nissi様が教えてくださった線材は2種なのだが、このCK5改には細い方を使用した。

ZenStoneに接続しましたの図。
このセットでDAPを胸ポケットに入れて音楽を聴きながらぶらぶら歩くのも楽しい。
さてさてさて、音はどんな感じに変わったのか、そこに興味をお持ちの方も居られるだろう。
CK5は既に製造されていないのだが、製造中止が決まった後在庫処分で安くなったものを手に入れておいた。
CK5はいじられるたびに変化していったのだが、特にケーブルを交換したときには元音との比較が出来ないことが不満だったので、製造も中止ということがきっかけで揃えておこうと思ったからだ。

オリジナルCK5は箱に入った状態で保管してある。
まだ音出しは1回程度だった。
音比較には理想的。
聴き比べて驚いた。
まるで違う物としか思えないほどの違いなのだ。
・CK5
確かに低音が少ない。
すっきりしてはいるが、全体にうすっぺらい感じがする。
中域、高域はきれいだが、まだ荒っぽさが見られる状態。
うすっぺらい感じとは、立体感に乏しいということだが、CK530と比較してしまったから出てくる感想ではある。
上下のレンジは広いとは言えないかなぁ。
低域から上に、全体をシフトさせた感じがする。
この音だと、高域がきれいだからといって、クラシックを楽しめるかと言われるとどうかなぁ…。
まぁ、やはり価格なりなのかな。
・CK530
ケーブルを交換したことで低域が多く、イメージががらりと変わっている。
オリジナルCK5の穴ふさぎで低域を増やすという技が当時話題になったが、そんなものとは問題にならないほどの量と厚みがある。
中域も厚みがある。
音圧が増し、ヴォリュームをメモリ2つくらい上げたような感じ。
低域が増したからといって高域が埋もれてしまうかというとそんなことはない。
ただ、中域が、ちょうどヴォーカルが少し埋もれた雰囲気がある。
ヴォーカル物をよく聴く人にはその辺が問題になる人が居られるに違いない。
私的にはほとんど問題にならない程度だが。
それと、低・中域が厚くなったせいでくもり感が気になる人も居られるかもしれない。
まぁ、どっちも好みの問題の範囲かな。
レンジの変化については、それは元のドライバーによるものだから変化はしない。
出ないものは出ないと、ずっと感じていること。
ただ、各音域の分量の違いによって聴感はまるで変わってくる。
それと、解像度がすごく上がることによることも変化の要因となっている。
そういったことから、音場感は劇的に変化している。
低く厚く、また奥行きが出ている。
見通しはCK5とは比べられないほど素晴らしく聴こえる。立体感も。
音場の定位は顕著に下がって感じる。
バックで奏でられている楽器群も、シャッキリとした演奏はそのように、ストリングスの艶っぽく優しい演奏はそのように、ギターが硬く高く遠くに聴こえても雰囲気はそのまま感じられる。
それらの競演がそれぞれ同時に空間に共存している。
この線材、ますます好感度アップ!
当分遊ばせていただこう(笑)。
nissi様には改めて感謝!!

とまぁ、あたかも高級機のような感想になっているが、それはそれ、これはこれなりってことを付け加えておく。
ただ、低価格帯としてはけっこうクセのある機種ではあったものの評判は高かったものだが、改造CK530はクラスが上がった音を聴かせてくれている。
次回はいよいよこのケーブル線材情報についてかな?
ちょっとまだ分からないが、出来るだけ早くお知らせしなければと思っている。