
ずいぶん前になるが、某掲示板で常々参考にさせていただいているある方が、シャープの1ビットデジタルアンプMDプレーヤーについて語っておられた。
それは1ビットデジタルアンプ搭載ということも興味深いものではあるが、そのMDプレーヤーはそれを生かすという意味で4極のイヤフォンが標準で付属していた。
で、その4極の鳴る物で聴く音楽世界が素晴らしいとの事だった。
そのMDプレーヤーが現役の頃、私も興味を持って店頭で眺めたりしたものだったが、結局手に入れることは無く、ポータブル音楽にのめりこむようになってそのような話を聞いてがぜん興味が再燃してしまった。
ただ、当時も現在もやはり鳴る物の主流は3極、つまりGND線が共有されているタイプのものであり、結局はそのシャープの1ビットデジタルアンプMDの音世界を堪能するためには付属のイヤフォン・ヘッドフォンを使用するしかなく、もう少し良い音で聴きたいと思っても他の製品(ほとんど全てと言っていいほど3極のもの)を使用しても十分生かすことは出来ないのだった。
ほとんどポータブル機器では付属イヤフォン等は、その機器の能力を生かすためには、やはり更に良い鳴る物を選びなおすということが一般的にもなりつつある。
また、現在はMDプレーヤーは時代遅れといったレッテルを貼り付けられてiPodやウォークマンに1歩も2歩も先を越されてしまっているが、機能性、携帯性などを考えると無理も無い話し。
そんなわけで、その1ビットデジタルMD+4極イヤフォン・ヘッドフォンはなりを潜めてしまったし、それに続く現在主流のメモリープレーヤーに引き継がれるわけでもなくなっている。
ただ、私はその某掲示板のある方の話がずっと頭に残り続けていて、いつかは試してみたいと思っていた。
それで、最近はジャンクオークションに凝っていて、カセットウォークマンプレーヤー30数台、CDウォークマン9台、そしてMDウォークマンプレーヤー数台と落札する日々が続いていた。
上の画像は今回の話の、オークションで手に入れた例の1ビットデジタルアンプ搭載MDプレーヤーなのだが、鳴る物は以前リケーブルしたソニーのEX300を4極仕様にしたもの。
オークションで手に入れたものでは1個だけ標準の耳掛けヘッドフォンが付属していたものの、その4極の鳴り物で聴いてもピンと来ない、どこと無く色あせた音だった。
そんなわけで、その耳掛けヘッドフォンのプラグを取り出し、リケーブルEX300にその4極プラグを付けてみた。


なんと、1ビットMD+4極EX300で聴く音世界は目から鱗の余裕とナチュラルさ、クリアーさリアル感に溢れた、なんとも素晴らしい音ではないか。
現在は機能性、携帯性を犠牲にしてこのセットで音楽を聴くという生活が続いている。
オークションでは動作が確認されたプレーヤーも3000円前後で落札されているようだし、その数も探せばいくつもたくさん見つかる。
私の使用中のMDプレーヤーはMD-DS30-Sという型番のもので1600円で落札したもの。
擦り傷や凹みなどあるが、十分働いてくれているので、そんなものは問題にならない。
さて、この4極EX300だが、他のDAPに挿してみると片方から音が出ない。
プラグのGNDが二つに分かれていることから、GND一つがDAPのジャック内部接触部に接触しないということから来るのだ。
そんなわけで、EX300は元の3極に戻し、今度はie8の交換ケーブルを4極化してみた。


それがこれ↑
ie8ならばケーブルを交換すれば他のDAPでも使えるわけだからとの考え。
ただ、やはり4極EX300も捨てがたく、シャープMD専用にもう1個買って4極化しようかなどと思ったりしている。
さてさて、本当は1ビットデジアンMD+4極ie8で十分なのだが、これにアンプをつなぐと一体どんな音を聞かせてくれるのだろう。
もう十分素晴らしい音世界を堪能させてくれるものだから、高音質化を図ったアンプは必要ないと考えている。
更にこの世界を広く・大きくダイナミックにして聴いてみたいと考えるのだが、うーん、両チャンネルを独立させてMDからダイレクトに4極イヤフォンに通すようなアンプが私に作れるだろうか…。
浅はかな素人考えなのだが、シングルオペアンプ(あるいはトランジスタ)でモノラルアンプを2個作れば良いんじゃないかと思うのだ。
それは、電池から全て独立させるという目論み。
電池1個を3Vか5Vに昇圧させ、2個の電池でそれぞれにモノラルアンプの回路を組んでステレオにするのである。
なんと簡単でシンプルなものだろう。(^^ゞ
いずれやってみよっと。